どこまでも続く海の先、誰もいない夜の岬に、星がそっと降ってきたら──。
その景色を、あなたは誰と見たいですか?
愛媛県伊方町に位置する**三崎半島(みさきはんとう)**は、
四国の最西端、まるで海に伸びる指先のような細長い半島。
アクセスの良さとは無縁。
列車もバスも通らないその場所には、**“車でしか辿り着けない、秘密の星空と海の世界”**があります。
今回はそんな三崎半島の魅力を、
“静けさ”“ときめき”“未来の誰かとの旅”をテーマに、
志保目線でとびきり濃く、美しくお届けします♡
🚗三崎半島ってどんなところ?
三崎半島は、伊方町からぐんと突き出た細長い地形が特徴。
全長はおよそ50km。先端には四国最西端の灯台「佐田岬灯台」があります。
東西を宇和海と豊後水道に挟まれ、海と空以外ほとんど何もないような土地。
民家や店もまばらで、夜になると漆黒の闇と、波音だけが支配する時間が始まります。
でも、だからこそ。
星と海がこれほどまでに美しく重なる景色は、他にそうそうありません。
🌌星と海が出会う場所でしか味わえない時間
海辺の夜って、ちょっと切なくて、でもすごく優しい。
三崎半島では、その夜がまるで“宇宙に続いている”ように感じられます。
光害がほとんどなく、空にはびっしりと星たちが。
しかも、静かな海の水面には、その星たちが映り込んでいて──
空と海の境目が、だんだんわからなくなっていく。
潮風に吹かれながら星を見ていると、
「あれ?いま自分って、どこに立ってるんだろう」って、
ふと不思議な気分になるほど。
🛻 車でしか行けない理由が“ときめき”を生む
三崎半島には鉄道が通っていません。
だから、星空を見に行けるのは「自分で運転した人」か「誰かに連れてきてもらった人」だけ。
その不便さこそが、逆に“ごほうび感”を高めてくれます。
長い道のりを越えて、
静かな海沿いを彼の運転で走っているとき、
車内に流れる音楽と、時々交わす会話さえも、全部が愛おしく感じる。
「こういう場所に連れてきてくれる人と、
ちゃんと向き合いたいな」って、
思わず心が素直になるような、そんなドライブがここにはある。
💫 志保の想像旅 〜未来の誰かと〜
助手席で少し寝ちゃってた私を起こして、
「そろそろ、星が出てきたよ」って彼が教えてくれる。
ぼんやりと目を覚ますと、フロントガラスの向こうには、
水平線の上に一面の星空が広がってた。
車を降りて、ふたり並んで歩く。
言葉は少なめでいい。
ただ、同じ空を見上げて、同じ星を見つけられたら、それでいい──
彼がふと、「連れてきたかったんだ、君を」って。
そんな一言に、海よりも深く心が揺れた。
…そんな未来、叶うといいな♡
🕰おすすめの時間帯&ベストシーズン
- 星を見るなら新月前後の夜20:00〜22:00頃
- 春(4〜5月)または秋(10〜11月)は空気が澄んでいて◎
- 夏は虫が多め。防虫対策をしっかり!
🗺立ち寄りスポット&映えポイント
- 佐田岬灯台:最果ての灯台。夕日も絶景!
- 道の駅 瀬戸農業公園:地元の手作りスイーツが可愛くて美味しい♡
- 夕日が見える小さな海岸:車を降りて数分歩くだけで、ふたりだけのビュースポットに
🎒持ちものリスト
- 羽織れるアウター(夜は冷えます!)
- ミニブランケット(カップルなら1枚をシェアしても♡)
- 保温ボトルにお茶 or ハーブティー
- 懐中電灯&スマホライト
- 軽食やおやつ(お店は少なめ)
- アロマミスト(星空と香りで気分リセット♡)
🌙まとめ|静かな夜に、未来の誰かを思い浮かべて
三崎半島は、誰かに自慢したくなるような“観光地”じゃない。
でも、「本当に行ってよかった」って思える場所。
星がきれいな場所って、たくさんある。
けれど、**「星と海と静けさがすべて揃っていて、しかも車でしか行けない場所」**なんて、
そうそう見つからない。
あなたのドライブが、
誰かとの距離をちょっと近づけてくれるきっかけになりますように。
そしていつか、
この海と空を“好きな人”と並んで眺められますように──。
次回は、静かな温泉と星を楽しめるスポットをご紹介するかも♡
気まぐれ志保の“星とときめき旅”、またお楽しみにね♡